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園長塾 塾特活第5弾「音読発表」

冬休みが終わると同時に、「幼稚園の子ども達に音読発表をする」ということを伝えました。

そして、3月15日(金)に、幼稚園のアフタークラスの子ども達を呼んで、それぞれのグループで発表をしました。

今回は、なぜこのような活動をしたのかという理由と、発表に至るまでの経緯をお伝えしようと思います。




小学校の宿題で、音読が出されます。園長塾でも、音読の宿題を行っている子が何人もいます。そして、読み終わると音読カードというものに評価をしていくのですが、その中に「工夫して音読する」という項目があります。しかし、何かを工夫して音読していると感じる子は少ないです。にも関わらず、大人も何気なく丸をつけてしまっていると思いました。そこで、子ども達には、音読の工夫のしかたを知り、活用できるようになってほしいと考え、この活動を設定しました。




はじめに、子ども達に対して、「音読の工夫とは何か」「なぜ工夫をする必要があるのか」ということを考えさせました。声の大きさを変える、読む速さを変えるなど、色々な読み方の意見が出ました。また、同じ言葉でも、読み方ひとつで相手に対する伝わり方が全然違うということをみんなで確認しました。そして、今回は伝え方の工夫というところまで発展させて、様々な表現方法があることを伝えました。






さらに、実際に幼稚園で様々な年齢の子に読み聞かせや劇などをしている井出先生にも協力していただき、いつもどんなことに気を付けながら行っているのか教えていただきました。話し方や見せ方だけでなく、本の選び方なども詳しく話して下さり、子ども達だけでなく、私自身もとても勉強になりました。







音読や表現の工夫の大切さを学習し、いよいよグループに分かれて活動開始!

まずは本選びです。このときは年長組の体験時期とも重なっていたので、年長さんにもおすすめの本を聞きながら選んでいました。中には自分の家にある好きな本を持ってくる子もいました。









本が決まったら、役割分担や読み方の工夫などを自由に書き込めるように、本のコピーを用意しました。それをもとに、どのように発表するのかを話し合いました。その後は読み合わせをし、ペープサートをするグループは物作りをしていたり、劇をするグループは動きの確認をしていたりと、それぞれのグループが自分達で決めたことに向かって準備を進めていきました。

















いよいよ本番の日。グループに分かれて幼稚園のアフタークラスに来ていた子達に発表をしました。

幼稚園生も楽しんでくれたのではないかと思います。









発表が終わると、「楽しかった!」「緊張した…」など様々な感想が出ていましたが、みんな本当によく頑張ったと思います。しかし、子ども達が準備を進めていく中で、「こんなものも作ってみたい!」「こんな衣装でやってみたい!」など、もっとたくさんのアイデアが出ていましたが、時間の関係でできなかったことがいくつもありました。活動期間や時間配分など、もっとよく考えていきたいと思いました。



さて、これで今年度の塾特活は終了です。これまでの活動が、子ども達の生活や学習でいきていってくれるといいなと思います。来年度も「みんなと一緒だからできる、学習ではない学習」をテーマに、どんな活動にしようか考えていきたいと思います。

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